どうも、ホク太です。
私の妻のホク子さんは、以前は総合病院の看護師として、激務をこなしていました。この記事では、
- 「家計簿をつけ始めたこと」をキッカケに、
- 「我慢しない節約」を積み重ねて、
- 「金銭的な不安を感じず」に退職できた
までの1年間をお話します!
- 家計簿を始めるべきか悩んでいる人
- お金は節約したいけど、我慢するのは嫌だ!という人
- 投資に興味はあるけど、アクションを起こせていない人
- やりたい事を、金銭的な理由で諦めている人
- 夫婦共働きで頑張っている人
- ホク子(妻):総合病院の看護師 年収500万台
- ホク太(夫):メーカー会社員 年収500万台
- 結婚1年目の二人暮らし/1LDK 賃貸
- 車2台を所有(田舎なので必須)
- 出費の大きい趣味:国内旅行(お高い温泉宿に泊まる)
- 家計簿はつけていない
家計簿を始めてから、妻のホク子さんが退職できるまでに、色々な変化がありました。今から詳細を書いていきます。
家計簿アプリを始めたキッカケ
すべては帰省から始まる
兄とリビングでダラダラしていると、テレビでたまたま、お金にまつわる番組が流れていました。
なんとなく二人で家計管理の話を始めた流れで、「めっちゃ便利だよ」と家計簿アプリを勧められます。
新婚の私はまだ、ひとり暮らし大学時代の「テキトーお金管理」状態を引きずっていました。
贅沢しているつもりは無いのに、貯金があまり増えていかない。「自分の感覚」と「現実」とのズレに、何となく危機感を覚えていました。
大学の頃に手書きの家計簿を付けた事もありましたが、なんとノート3ページで挫折しました。その失敗もあって、「家計簿」への拒否反応が強かったんです。
アプリの画面を見せてもらうと、色々なものがグラフ化されていて、見ているだけで楽しそうではありました。
手書きで管理するよりは、続けられるかもしれない。ただ、この時はまだ乗り気では無かったのです。
家計簿をつける意味ってなんだろう
私は帰省から戻っても、家計簿に対して気持ちが乗りませんでした。ネットを徘徊しながら、家計簿をつけないための言い訳探しをしていました。
そんな中、興味深かったのは以下の記事。
富裕層には「家計管理」という発想はありません。(中略)日ごろから「これは必要」「これはいらない」と明確な判断基準のもとにお金を使っている人にとっては、わざわざ必要のないものなのです。
引用:All About|https://allabout.co.jp/gm/gc/494840/
自分の中で「お金のマイルール」が定まれば、最終的には家計簿をつけなくてもよくなる、という事のようです。
つまり、一生のうち、少しの期間がんばれば、「家計簿」という呪縛から完全に解放されるわけです。これは嬉しい。
「お金持ちの人達」のマイルールを取り入れれば、自分もお金持ちになれるかもしれない。
- お金持ちの考え方をベースにして、自分好みのマイルールを作っていく。
- そのマイルールに合わないものには、お金を使わない。
- 逆に、マイルールに合っていれば、ためらわず贅沢する。
これで、無理なく節約しながら、贅沢もできそうです。
家計簿アプリを始めることを決意した日でした。
3か月で、生活費の隅々まで捉える!
家計簿1か月目(無料版時代)
さっそくアプリを使って、
- 今の生活に年間いくらかかっているのか
- その内訳(食費、光熱費、娯楽費、etc)
を捉えることにしました。
まずは情報を集めて、作戦を練らなきゃね!
さっそく使ってみる
まずは、試しに自分の銀行口座やクレカなどを片っ端からアプリに紐づけしました。
これでキャッシュレスのお金の動きは、自動でアプリが取得してくれます。
一方、現金でのやり取りの部分は、どうしてもひと手間が必要です。
手間を減らしたくて、結果的にキャッシュレス決済が増えました笑
また、マネーフォワードをはじめとする家計簿アプリでは、いろいろなものが紐づけできます。
例えば、
- 電子マネー(suica、一部のバーコード決済)
- ネット通販(Amazon、楽天市場など)
- ポイント(Amazon、航空マイル、スーパー、家電量販店など)
これらを登録すれば、家計を細かく捉えることもできます。どこまで細かく管理するのか、「家計簿をつける目的」に合わせて探ってくことになります。
手書きの家計簿では管理が難しい部分もカバーできるので、ほんとに痒い所に手が届きます。
毎日寝る前に、アプリを開き、新着の入出金や、資産総額を眺めるのが日課となりました。
やらかし出費に気づく
ある日、入出金の新着を見ていると「なにこの出費?」という明細が出てきました。
ETCカード ネンカイヒ -550円
ネットで調べてみると、『年一回以上のETCカードご利用で、翌年の年会費が無料となります』との表記。
このカードは、車も持っていなかった学生時代に「とりあえず」で作ったものでした。
クレカの明細もざっくり目を通すくらいだったため、年会費の存在に気づいたときにはトータルで数千円を損していたことになります。
家計簿2か月目(有料版スタート)
有料版をお試しすることに
家計簿アプリは、当然ながら自分”以外”の口座も登録すれば、一緒に管理することができます。使い方にも慣れてきた頃、ホク子さんの分も追加することにしました。
しかし、ここで問題発生。無料版では、紐づけできる口座数が10件に制限されていました。(2022年12月現在、「マネーフォワードME」では口座登録の上限が4件に減りました。同等の機能を持った「マネーフォワード for 住信SBIネット銀行」をオススメします。こちらは、無料版でも上限が10件のままです。住信SBIネット銀行の口座を持っていなくても使えます。)
有料版に踏みきるか迷いましたが、1か月間タダで使えるお試し期間が設定されていたので、とりあえず「お試す」ことに。
有料版の感想
初日の段階で思ったのは、
メリットはいろいろとありますが、個人的には日々の総資産の推移がグラフで確認できることが一番大きかったです。なぜかというと、家計管理のモチベーションが爆上がりするからです。
有料版の主なメリット(他にも多数メリットあり)
- 総資産の推移がグラフで確認できる
- 口座の連携数が無制限
- 一年を超えて、幾らでも過去の各データを閲覧できる
- 口座の残高を、頻繁に自動更新してくれる
お試し期間が終わった後は、まんまと年額プラン5,500円を登録することに。
家計簿3か月目(追い込み)
年単位でかかるお金も捉えることに
数か月程度の短期間で、年間の支出を捉えるときに漏れやすいのが、契約系の支出。
たとえば、
- 1年に一回の支払い(サブスク、自動車保険など)
- 2年に一回の支払い(車検、家賃契約の更新など)
- 1~10年程度に一回の支払い(火災保険など)
1件で数万円の支出となるケースも多いため、取りこぼさないようにしました。
不定期に買い替える大物たちも逃さない
車や家電、家具の買い替えは、なかなか思惑通りにはいきません。そこで、現状かかっているコストを元に、ざっくりと捉えることにしました。
- 車2台をそれぞれ10年で乗り潰し。200万円で買い替えと仮定
⇒ 40万/年の支出とする!
- 今ある家電と家具(総額87万円)を、それぞれ10年で買い替えと仮定
⇒ 8.7万/年の支出とする!
ついに年間の生活費を捉える
「3か月分の家計簿」から見越した、ホク家の生活費は、年517.6万円(43.1万/月)でした。
「東北地方・二人世帯・家賃抜き」の生活費の平均は、約24.9万円/月です。
ホク家の家賃6.9万だと、生活費の合計は31.8万/月となります。
43.1万-31.8万=11.3万/月の差が。家の数だけ事情があるので何とも言いきれませんが、ホク家が世間一般の二人世帯よりも浪費気味なんだ、ということは言えそうです。
3ヶ月が経ち、思ったこと
家計簿で「支払ったもの」と「残高(総資産)」を”見える化”することは、レコーディングダイエットで「食べたもの」と「体重」を”記録”するのと似ています。
家計簿アプリの支出の履歴を眺めていると、何にいくら払ったかという現実を、否応なしに突きつけられます。そして、その結果が残高に反映されてしまいます。
「無駄遣いだったかも」と反省したくなる支出。
「いい買い物だった」と思える支出。
この差は、金額の大小では無く、「お金のマイルール」に合っているかどうか、の差でした。
そして「無駄遣いだったかも」と感じた支出は、立派な「節約のタネ」になります!
本気で節約開始!
家計簿を3か月間続けて気づけた「節約のタネ」を元に、我慢せず、続けられそうな節約だけを書き出して、実践しました。
また、お金持ちの人達の考え方を取り入れるために、以下の書籍と動画も、参考にしました。
- 朝日新聞出版「本当の自由を手に入れる お金の大学」両@リベ大学長 著
- YouTubeチャンネル「両学長リベラルアーツ」【誰でもできる】やれば必ず得する小さな節約法20連発【最大で年間約50万円の節約】
以下、ジャンル別に書きます!
通信費
- スマホ契約を格安SIMに変える
- ポケットWi-Fiを解約
ポケットWi-Fiはあまり有効に使えていなかったので、思い切って解約しました。
買い物(実店舗)
- ふらっとコンビニに行かない
- 職場の自販機で飲みものを買わない(おいしい飲み物をいれた水筒を持参)
- 野菜・果物を産直で買う
- プライベートブランド商品も取り入れる
- ユニクロのアイテムでコスパ良くおしゃれする(Uniqlo U, +J)
- キャッシュレス決済でポイント還元を受ける
- 高価なものを買いたくなった時は、ネットショップの値段も調べる
コンビニや自販機での買い物は習慣化していましたが、家計簿を続けていると、自然と近寄らなくなります。
買い物(ネット)
- 楽天ポイントの活用(楽天経済圏に浸かる)
- フリマアプリで売る・買う
- 急ぎで必要ないものは、ネットショップのセールを待つ
昔は”〇〇経済圏”と言えば楽天が強かったですが、今ではPayPay、ドコモ、auなども魅力的になってきました。
ホク家は、楽天に半身浴程度の甘い浸かり方をしていますが、それでも一年間で10万ポイント以上は普通に獲得できています。
貯まったポイントは、なるべく速攻で使います。”経済圏系ポイント”は、使い道に困ることがないのも良い点です。
光熱費
- 電力会社を変える
- 電球をLEDに変える
- 電気代の安い、深夜料金帯に食洗機を回す
- 沸かしたお湯の残りは、保温できるボトルに移す
ホク家は、電力会社の切りかえ先を、エネチェンジ というサイトで探しました。今の契約や使用状況から、簡単に他社のプランを一括で比較できます。
住まい
- 冷蔵庫の中を整える
- 家を居心地がよく、癒される空間にする(現実逃避的な外出をなくす)
- 収納棚を無印良品でそろえる(組み替え・増設しやすい)
- 飲み水は、備えつけの浄水器でまかなう(ペットボトルの水を買わない)
- 炭酸メーカーを導入(ペットボトルの炭酸水を買わない)
冷蔵庫の中を整える
ホク家の冷蔵庫の冷蔵スペースは、わりとガラガラです。すぐに使わないものは冷凍します。野菜は週に一回、ほぼゼロにします。おかげで、食品ロスは皆無です。
家を居心地がよく、癒される空間にする
ホク家のインテリアは、「白多めのモノトーン」が基調となっています。ヘルシオですら、白です。
カラフルなインテリアにも魅力はありますが、「癒し空間」を作るには難易度が爆上がりするので、避けています。
保険
- 火災保険を見直す(賃貸契約のときに提案されるものは割高)
- 自動車保険のオプションを見直す(車両保険は付けない)
- 生命保険は掛け捨てのものに
- 医療保険は解約する
ホク子さんはかつて、対面型の保険会社の、月々2万円超のプランに入っていました(個人年金+医療保険+生命保険)。
しかし、今は月々1,540円のネット型の生命保険だけです(2,000万円保障)。その代わりに、
- 個人年金と医療保険で払っていたお金を、貯蓄へ回す。
- 医療費は、その貯蓄分から払う。
「月々2万円超の保険」の解約で戻ったお金(個人年金の積みたて分)を差し引いても、年9万円の節約になりました。
日本の公的医療保険(国民保険や国民健康保険など)は世界一と言っていいほど手厚いです。調べると、民間の医療保険に入らなくとも、家計が崩壊するような出費にはならない事がわかりました。
また、ホク家はネット型の保険を選びましたが、対面型の保険会社にもメリットはあります。たとえば、
- 加入時や更新時に、担当者が手厚くサポートしてくれる
- 保険のカスタマイズが充実している
しかし、そのメリットを受けるために、対面型の保険の場合は上乗せして保険料を払っていることを忘れてはなりません。
国や会社のお得な制度をフル活用
- 会社の持株会制度を使いたおす(奨励金をゲットしつつ、自社株はこまめに売る)
- ふるさと納税で返礼品をもらう
- 投資でつみたてNISAやiDeCoを始める
会社の持株会制度を使いたおす
これについては、別記事に詳細を載せています。
ふるさと納税
※納税額の3割の価値の返礼品をもらう計算です。
ふるさと納税は一度仕組みを覚えてしまえば、病みつきになるはずです。毎年の返礼品選びも楽しいですし、ものが届くたびにお得感を実感できます。
つみたてNISAとiDeCo
問題は、「節約のラスボス」の存在です。
ホク家でも実行した、「ラスボスを倒すための、王道の攻略法」を書きます。
- 楽天証券などのネット証券で、つみたてNISAやiDeCoの口座を開設して
- インデックス連動型の投資信託商品である「eMAXIS Slim 全世界株式(通称オール・カントリー)」などを
- 家計に無理のない範囲でつみたてて、
- ひたすら放置(途中で売らない、辞めない)
熟成して”数倍おいしくなったお弁当”(=数倍に価格が上がった投資信託※)は、”Amazon”(=証券会社)に”買い取り”(=換金)してもらえます。
※投資信託:お客さん(投資家)から集めたお金をひとつにまとめて、”運用のプロ”が株式などを買って運用する商品。
値上がりした”お弁当”を売る(=投資信託を売る)ときには、普通は<値上がり分×20%>の”配送料”(=税金)を取られます。しかし、つみたてNISAやiDeCoを通じて買った”お弁当”だけは、”配送料”が無料になります。
たとえば1,000円で買ったお弁当が、5,000円の価値になったとき、
- つみたてNISAやiDeCo:単純に 4,000円の利益
- それ以外:4,000円×20%=800円の配送料(=税金)を取られて、3,200円の利益に減る
ホク家で買っている幕の内弁当(オール・カントリー)は、世界経済の成長をそのまま取り込むことができます。1988年~2021年のデータで計算すると、30年間の”熟成”(長期保有)で5.96倍~10.0倍に価値が上がっています。
さらにiDeCoの特権として、お弁当(=投資信託など)を「買うとき」にも節税できます。ホク家の場合だと、私のiDeCo枠だけで年4.85万円の節税(年24万円分の所得控除)となります。
iDeCoは、原則60歳までは受給できない点は要注意です。
つみたてNISAやiDeCoを正しく知り、味方にすれば、それだけで老後のお金の心配が吹き飛ぶくらいの魅力があります。
ちなみに、つみたてNISAやiDeCoは「おいしすぎる」ためか、年間に買ってよい”枠(わく)”が決まっています。
- つみたてNISA:年40万円
- iDeCoは人による(ホク太の場合、年24万円)
また、”お弁当”の購入先を考えるときに注意しておきたい点がひとつ。
幕の内弁当(=優れた投資信託商品)は通常、街の弁当屋(=街の銀行窓口)では買えません。代わりに、イマイチなお弁当(=価値が下がりやすかったり、手数料ばかり高いような商品)を「おいしい弁当だよ」と言って、勧められることも。
番外編
- 銀行からお金を引きだす時に、ATM手数料を払わないようにする
- カフェでは無く、図書館に行く
「節約にはなるけど、やらない」ことも決める
家賃の安いアパートに引っ越す
車のランクを下げる
家電を安さで選ぶ
安い靴を買う
冷暖房を我慢する
節水のシャワーヘッドに変える
Amazonプライム会員の解約
スーパーで買う食品を安いものに変える(国産→外国産など)
旅行で泊まるお宿のランクを落とす、旅行の頻度を減らす
リーズナブルなスマホ端末に変える
ケーキ屋さんに行くのを我慢
節約をはじめて3か月で、すべて実施できた
取っつきやすい項目から始める
節約の項目によって、実行完了までの難しさが変わります。
- 難易度 |意識を変えるだけで済むもの
- 難易度 |買ってくれば済むもの
- 難易度 |見直し先の選定や、手続きに時間がかかるもの
- 難易度 |お部屋の空間作りなど、少しずつ改善していくもの
まずは、取り組みやすいものを中心に実行していきました。小さな成功体験を重ねて、節約テンションをあげていきました。
また、難易度の高いものは、節約効果も大きいはず。モチベーションを保つために、「いくらお得になるのか」を先にざっくり計算しておくのも手です。
年間で約76.6万円の節約が見込める!
- 半年分の家計簿アプリのデータ
- 実施した節約項目
の二つの情報から、年766,281円の節約効果となりそうです。しかも、これは「翌年までに恩恵をうけられるもの」だけに限定して計算しています。
先々のことまで考えると、つみたてNISAやiDeCoの「弁当(=投資信託)を売ったときの”配送料”(=税金)無料」の効果もあります。
*投資信託「オール・カントリー」の利回りを6%として、つみたてNISAで40万円×二人=80万円を20年間運用、iDeCoで24万円を32年間運用した場合で計算しています。
投資に回すお金も考えると、年465万円が必要
前述のとおり、ホク家の節約前の生活費は年517.6万円でした。年76.6万円を節約できそうなので、今後必要な収入は
- 生活費 517.6万-76.6万=441万円
- iDeCo(ホク太分):24万円
これらを合計した年465万円となります。
投資のこと、仕事のこと、将来のこと
節約が済んだら、投資が待っている
節約で浮いたお金を、貯金だけに回してゲームクリア、とするのは勿体ないです。
結婚当初のホク家の資産額は、諸々合わせて1100万くらいでした。この中から、いくら投資に回せるかを考えました。
日本のサラリーマンは、失業保険や傷病手当があるので、半年分の生活費(=生活防衛資金)を貯金できていればOK、と言われています(自営業だと1年分が目安)。
これにならうと、ホク家の生活費の半年分=220万円なので、1100万-220万=880万円を投資に回せます。
*値上がり分に20%の”配送料”(=税金)のかかる枠
ホク家がチョイスした”幕の内弁当”(=オール・カントリー)。これは、低く見積もっても年4.8%*の値上がりを期待できる商品です。(*6%の値上がり分から、20%の”配送料”を引いたもの)
最初の一年間の値上がり分をむりやり計算すると、こうなります。(この計算は本質的には意味はありませんが、イメージしやすいので書きます)
880万×4.8%/年=42.24万/年
その頃には、一年間の熟成=164万円の値上がり*に相当します。
* 8,800,000円×(1.048^30-1.048^29)≒1,645,133円
すぐには必要ないお金(余裕資金)は、投資に回してさらに増やしておく!
節約+投資のWパワーで、妻が退職へ
節約+投資をした後の、ホク家の収支予測をまとめます。
収入:+862万円(ホク太の手取り:440万+ホク子の手取り:380万+”ふつうの枠”での投資利益:42万※)
支出:-465万円(生活費:-441万円、iDeCo:-24万円)
※投資利益については大きく増減するので、見込みの額です。
よって、近々の一年間の収支は+397万円の黒字になりそうです。
妻が仕事を辞めても、収支は+17万円となり、家計は黒字を維持できそうです。
総合病院で看護師として働いていたホク子さん。当時はこんな感じでした。
- 激務(仕事中は常に走り回る、帰宅時ヘトヘト状態)
- サービス残業があたり前
- 準夜勤、深夜勤ありの変則勤務
- 結婚を機に引っ越したので、車で片道40分の通勤(夜勤後の帰宅中に、眠気で事故りそうになったこと多々あり)
私が傍から見ていても、とても辛そうでした。私も、たまに変則勤務はありますが、会社も近く、激務というほどでも無く、サービス残業もほぼ無い環境でした。
退職希望を伝えた看護部からは、あの手この手で引き止められたみたいです(看護師不足も深刻です)。ですが、結果的には円満退職できました。
今では毎日ハツラツとしているホク子さん。そんな妻を見ていると、あの日の二人の決断は間違ってなかったんだ、と思います。
子どもを養うには、一馬力では足りなそう…
ホク子さんは退職しましたが、ずっと専業主婦でいることは考えていません。
退職の頃、ありがたいことに妊娠しました。しばらくは子育てに専念する予定ですが、落ち着いたら、違う職場を探して働く予定です。
まとめ
帰省時の兄との会話をキッカケにして、
- 家計簿アプリを始め、
- 生活費を丁寧に捉えて、
- お金のマイルールをゲットし、
- 我慢しない節約だけを実行し、
- 支出を減らし、
- 投資も始めたら、
妻のホク子さんが退職できたお話でした。
家庭の状況は様々あって、家計簿や節約、投資への考え方も様々だと思います。何かひとつでも参考になったならば、幸いです。
おまけ(ホク家の節約効果ランキング)
順位 | 項目 | 年効果金額 |
1位 | 会社の持株会制度の奨励金を活用 | ¥149,000 |
2位 | 楽天ポイント還元 | ¥137,000 |
3位 | 生命保険解約(妻) | ¥91,112 |
4位 | ポケットwifi解約 | ¥65,028 |
5位 | スマホの格安SIM化 | ¥60,012 |
6位 | フリマアプリの活用 | ¥60,000 |
7位 | iDeCo拠出時の節税効果 | ¥48,500 |
8位 | ふるさと納税の返礼品 | ¥35,000 |
9位 | 家を居心地がよく、癒される空間にする | ¥34,800 |
10位 | 生命保険解約(夫) | ¥21,792 |
11位 | 自動車保険のオプション見直し | ¥15,910 |
12位 | 炭酸メーカー導入 | ¥13,807 |
13位 | コンビニに行かない | ¥12,000 |
14位 | ユニクロ活用 | ¥10,000 |
15位 | 野菜と果物を産直で買う | ¥6,000 |
16位 | 電力会社を変える | ¥5,000 |
17位 | ATM手数料をなくす | ¥1,320 |